こんにちは(*´▽`*)!
またしても金田です
最近は発信の頻度が高いですね
というのも
10月~12月上旬にかけて、研修会や学会が増えてきます。
最新の研究情報を目にしちゃうものですから、カネタは衝撃を受けます。
そして
これは皆さんにお伝えしなくちゃー!
となり投稿が増えているのが最近の状態です(笑)
さて今回は「体の痛みや不調とトラウマ」についてです。

◆一生懸命頑張るけど、休日になるとバタンと寝込んでしまう
◆定期的に喘息症状で苦しんでいる
◆免疫が過剰に働きすぎて体調を崩しやすい(自己免疫疾患)
◆免疫がうまく働かず体調を崩しやすい(感染症にかかりやすい)
◆仕事や会合で頑張った後、糸が切れたように無気力になったり、鬱っぽくなったり、慢性疲労を感じちゃう
◆相手の一言やたった1つの行動で、「私は大切にされていない」感覚になる
◆焦ったり、不安になったり、パニックになりやすい
◆片頭痛など慢性的な体の痛み
◆自律神経が関わる体の痛み(過敏性腸症候群など)
このような症状でお困りの方や「対人支援されている方」は
生涯にわたり、とっても役に立つ情報ですので最後までお読みください!
【読むと将来の役にたつ方】
①これら症状が思い当たる方(本人)
②どうサポートすればいいか理解に悩んでいるご家族
②これらの症状の支援にあたる医療者・介護福祉従事者・教育者
先日
『慢性の痛み研修会』の講義のなかでこのような研究報告がありました。
慢性の痛み研究&診療ではとても有名な、九州大学の細井先生の講義です。
1)子供の頃の虐待や逆境体験
2)両親の適切なケアを受けられず、かつ過干渉
つまりは
DVを受けていたり、DVを目撃したり、ネグレクトだったり。
(低ケア)普段は忙しかったりで共感を得られなかったり、愛情を確かめられなかったり、(過干渉)でも何かをしようとすると干渉されすぎて、両親の顔色を窺いながら行動を選ぶ。
そんな幼少期を過ごした方は、
脳の働きに不具合が生じて、大人になってから
3)「原因がよく分からない」「難治性の」体の痛みを発症しやすい!
という内容でした。
どんな痛みでも
「脳で感じ」たり「脳で作り出されている」
ことは既に分かってきていることですが、
私たちが思っている以上に、幼少期の体験が大きな影響を与えているようです。

(はい。無断転載ですので、こっっっそりと(笑))
タイミングとは恐ろしいもので
その日の夜だったでしょうか?
深夜テレビの番組で
「トラウマ治療」の先駆者、白川美也子先生の特集を見かけちゃったのです。
白川先生の記事はコチラをどうぞ!
https://mi-mollet.com/articles/-/44127?layout=b
最近では「トラウマは体に閉じ込められている」という考え方が主流になっています。
DVを目撃したり、親が怒鳴るだけでも、じつはトラウマ体験だったりします。
自分自身が、〝それ〟と認識していなくても、じつは何かしら影響を受けていたりします。
言葉で表現できない幼児期であっても、
物心がついていないような子供であっても、
その時に見た光景、その時に聞こえた音や声、その時に触れられたり掴まれた感覚は、しっかりと体が記憶しています。
そしてその時の「危険だ!」「大変だ!」「何とかしなきゃ!」という感情や身体の反応も、その感覚とともに残っているのです。
その身体反応や感覚は
その条件が揃うと無意識に〝自動反応〟してしまいます。
そこに
「身体の痛みが慢性化したり」
「喘息や自己免疫疾患がひどくなったり」
「急にどっと疲れて動けなくなったり」
する理由やメカニズムが隠されているようです。
では一体、どうすれば良いのでしょうか?
そこで、今注目を集めているのが!
「トラウマインフォームドケア」
=====
トラウマ体験があると分かっている人にだけ「トラウマ治療」をしようとするものでもありません。
すべての人にトラウマ体験の影響があるかもしれない!
ということを念頭に置いてケアを行おうとする考え方が大切です
(白川先生)
=====
そう
目の前の人が〝問題と思われる行動〟をとったり
〝原因がハッキリしない症状〟で苦しんでいるのは
その陰に隠れている、それなりの理由がある。
本人が気づいていようがいまいが
大きなことから小さなことまで、何かしら「心のキズ・逆境体験」(トラウマ)の影響があるかもしれない
その視点に立つことが、支援の土台になるわけです。
(そういうことが最近の研究で分かってきてるんですね~ 深い!)
さらに!
私が「ハッ!!!」とさせられたのが、次の問いかけです
【知らずに、気づかないうちに、良かれと思って伝えたあなたの一言が、〝2次加害〟を起こしていませんか?】
・医療従事者
・介護福祉に従事する方
・教育者
などなど
私たち対人支援を仕事にしている側が
何気ない励ましや慰めのつもりで言った
「大丈夫」「がんばって!」とか
「気にしすぎはよくないよ」「ポジティブが一番だよ!」とか
実はその一言が、本人の〝心のキズをさらに深め、疼かせて〟しまう…
「あの子は発達だから」とか「あの人は、そういう病気だから」といった
決めつけで対応してしまうその態度が、その人の〝心の安全地帯を奪って〟しまう…
そんな行動や態度が、相手のキズに塩を塗ってしまっていたとしたら。
・・・ 私は怖くてたまらなくなりました
ですので
「ちゃんと知ろう!」
「ちゃんと理解しよう!」
「ちゃんと学ぼう!」
「ケアまではできなくても、少なくとも、自身が二次加害者にならないようにしよう!」
と

医療だけの問題ではありません。
教育や介護福祉
さらにはトレーナーやコーチ、コンサルなど
対人業務にあたる〝すべての人たち〟が、まずは率先して
「ちゃんとした知識と態度・ケアの技法」を身につけることが
2次被害を防ぎ、安心安全な場を提供できるのだと思います。
「もしかして、私、加害者になっていない…?」
「目の前の人に、ちゃんとケアの視点に立てている…? 傷、与えちゃってない?」
とか
「心の支援、サポート法を、基礎からちゃんと学び直したい!」
など
ほんの少しでも、私と同じような気持ちになっていただけたら
ぜひ一緒に学んでみませんか?
=====
11月29日(土)
【トラウマインフォームドケア】オンラインセミナー

<トラウマ~心のケガを理解した、優しい関わり方に触れる1時間>
日時:11月29日(土)夜8時~(60分)
参加;ZOOMオンライン
費用:2,000円
内容
1)トラウマについて
2)トラウマインフォームドケアについて
3)ケアの実践に向けて
講師:精神科専門看護師 Kinaco(きなこ)
トラウマインフォームドケアコーディネーター/包括的暴力防止プログラム・包括的アンガーマネジメントトレーナー/某病院副師長としてトラウマを抱えた当事者や家族支援を行い、その活動実例が認められ学会でも取り上げられる。病院での専門的な知識技法を、日常の普段の生活の中でも活用していただくためにKinaco(きなこ)として普及活動を行う。
お申込み(期限11月26日23:59まで)






