かねたバランス接骨院ブログ

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2025.11.18更新

こんにちは(*´▽`*)!

またしても金田です

 

最近は発信の頻度が高いですね

 

というのも

10月~12月上旬にかけて、研修会や学会が増えてきます。

最新の研究情報を目にしちゃうものですから、カネタは衝撃を受けます。

そして

これは皆さんにお伝えしなくちゃー!

となり投稿が増えているのが最近の状態です(笑)

 

さて今回は「体の痛みや不調とトラウマ」についてです。

 

一生懸命頑張るけど、休日になるとバタンと寝込んでしまう

定期的に喘息症状で苦しんでいる

免疫が過剰に働きすぎて体調を崩しやすい(自己免疫疾患)

免疫がうまく働かず体調を崩しやすい(感染症にかかりやすい)

仕事や会合で頑張った後、糸が切れたように無気力になったり、鬱っぽくなったり、慢性疲労を感じちゃう

相手の一言やたった1つの行動で、「私は大切にされていない」感覚になる

焦ったり、不安になったり、パニックになりやすい

片頭痛など慢性的な体の痛み

自律神経が関わる体の痛み(過敏性腸症候群など)

 

このような症状でお困りの方や「対人支援されている方」は

生涯にわたり、とっても役に立つ情報ですので最後までお読みください!

 

【読むと将来の役にたつ方】

①これら症状が思い当たる方(本人)

②どうサポートすればいいか理解に悩んでいるご家族

②これらの症状の支援にあたる医療者・介護福祉従事者・教育者

 

 

  

 

先日

『慢性の痛み研修会』の講義のなかでこのような研究報告がありました。

慢性の痛み研究&診療ではとても有名な、九州大学の細井先生の講義です。

 

1)子供の頃の虐待や逆境体験

2)両親の適切なケアを受けられず、かつ過干渉

 

つまりは

DVを受けていたり、DVを目撃したり、ネグレクトだったり。

(低ケア)普段は忙しかったりで共感を得られなかったり、愛情を確かめられなかったり、(過干渉)でも何かをしようとすると干渉されすぎて、両親の顔色を窺いながら行動を選ぶ。

 

そんな幼少期を過ごした方は、

脳の働きに不具合が生じて、大人になってから

 

3)「原因がよく分からない」「難治性の」体の痛みを発症しやすい!

 

という内容でした。

 

どんな痛みでも

「脳で感じ」たり「脳で作り出されている」

ことは既に分かってきていることですが、

私たちが思っている以上に、幼少期の体験が大きな影響を与えているようです。

 

 

(はい。無断転載ですので、こっっっそりと(笑))

 

タイミングとは恐ろしいもので

その日の夜だったでしょうか?

 

深夜テレビの番組で

「トラウマ治療」の先駆者、白川美也子先生の特集を見かけちゃったのです。

 

白川先生の記事はコチラをどうぞ!

https://mi-mollet.com/articles/-/44127?layout=b

  

 

最近では「トラウマは体に閉じ込められている」という考え方が主流になっています。

 

DVを目撃したり、親が怒鳴るだけでも、じつはトラウマ体験だったりします。

自分自身が、〝それ〟と認識していなくても、じつは何かしら影響を受けていたりします。

 

言葉で表現できない幼児期であっても、

物心がついていないような子供であっても、

 

その時に見た光景、その時に聞こえた音や声、その時に触れられたり掴まれた感覚は、しっかりと体が記憶しています。

そしてその時の「危険だ!」「大変だ!」「何とかしなきゃ!」という感情や身体の反応も、その感覚とともに残っているのです。

 

その身体反応や感覚は

その条件が揃うと無意識に〝自動反応〟してしまいます。

 

そこに

 

「身体の痛みが慢性化したり」

「喘息や自己免疫疾患がひどくなったり」

「急にどっと疲れて動けなくなったり」

 

する理由やメカニズムが隠されているようです。

 

  

 

では一体、どうすれば良いのでしょうか?

 

そこで、今注目を集めているのが!

「トラウマインフォームドケア」

 

=====

トラウマ体験があると分かっている人にだけ「トラウマ治療」をしようとするものでもありません。

すべての人にトラウマ体験の影響があるかもしれない!

ということを念頭に置いてケアを行おうとする考え方が大切です

(白川先生)

=====

 

そう

目の前の人が〝問題と思われる行動〟をとったり

〝原因がハッキリしない症状〟で苦しんでいるのは

 

その陰に隠れている、それなりの理由がある。

 

本人が気づいていようがいまいが

大きなことから小さなことまで、何かしら「心のキズ・逆境体験」(トラウマ)の影響があるかもしれない

 

その視点に立つことが、支援の土台になるわけです。 

(そういうことが最近の研究で分かってきてるんですね~ 深い!)

 

さらに!

私が「ハッ!!!」とさせられたのが、次の問いかけです

 

 

【知らずに、気づかないうちに、良かれと思って伝えたあなたの一言が、2次加害〟を起こしていませんか?】

 

 

・医療従事者

・介護福祉に従事する方

・教育者

などなど

 

私たち対人支援を仕事にしている側が

 

何気ない励ましや慰めのつもりで言った

「大丈夫」「がんばって!」とか

「気にしすぎはよくないよ」「ポジティブが一番だよ!」とか

 

実はその一言が、本人の〝心のキズをさらに深め、疼かせて〟しまう…

 

「あの子は発達だから」とか「あの人は、そういう病気だから」といった

決めつけで対応してしまうその態度が、その人の〝心の安全地帯を奪って〟しまう…

  

そんな行動や態度が、相手のキズに塩を塗ってしまっていたとしたら。

 

・・・ 私は怖くてたまらなくなりました

  

ですので

「ちゃんと知ろう!」

「ちゃんと理解しよう!」

「ちゃんと学ぼう!」

「ケアまではできなくても、少なくとも、自身が二次加害者にならないようにしよう!」

 

 

 

 

 

 

医療だけの問題ではありません。

教育や介護福祉

さらにはトレーナーやコーチ、コンサルなど

 

対人業務にあたる〝すべての人たち〟が、まずは率先して

「ちゃんとした知識と態度・ケアの技法」を身につけることが

2次被害を防ぎ、安心安全な場を提供できるのだと思います。

 

「もしかして、私、加害者になっていない…?」

「目の前の人に、ちゃんとケアの視点に立てている…? 傷、与えちゃってない?」

とか

「心の支援、サポート法を、基礎からちゃんと学び直したい!」

など

 

ほんの少しでも、私と同じような気持ちになっていただけたら

ぜひ一緒に学んでみませんか?

 

=====

11月29日(土)

【トラウマインフォームドケア】オンラインセミナー

 

<トラウマ~心のケガを理解した、優しい関わり方に触れる1時間>

 

日時:11月29日(土)夜8時~(60分)

 

参加;ZOOMオンライン

費用:2,000円

内容

1)トラウマについて

2)トラウマインフォームドケアについて

3)ケアの実践に向けて

 

講師:精神科専門看護師 Kinaco(きなこ)

トラウマインフォームドケアコーディネーター/包括的暴力防止プログラム・包括的アンガーマネジメントトレーナー/某病院副師長としてトラウマを抱えた当事者や家族支援を行い、その活動実例が認められ学会でも取り上げられる。病院での専門的な知識技法を、日常の普段の生活の中でも活用していただくためにKinaco(きなこ)として普及活動を行う。

 

お申込み(期限11月26日23:59まで)

https://forms.gle/DXBGzGdTyhbbdmDG8 

投稿者: かねたバランス接骨院


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