かねたバランス接骨院ブログ

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2019.10.18更新

『脊椎分離症または脊椎分離辷り症のあるアスリートを、約5年間追跡調査した結果。

連日の過酷なトレーニングにもかかわらず、症状を訴えた者は皆無。 若者にアスリートの道を諦めさせたり、激しい運動をさけさせたりする必要性はない』

http://1.usa.gov/NJNbpB

 

これはハンドボール、バスケットボール、バレーボール、体操選手、陸上選手を対象とした研究ですが、

脊椎分離症または脊椎分離辷り症のある、一流バレエダンサーも腰痛発症率に差はないことが明らかになっています。

分離症や辷り症を過剰に怖がる必要はありません。

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皆様こんにちは!

かねたバランス接骨院 金田です。

 

 

書き込んでいる時間があまりないので、今回は役立つ情報だけをダラダラと紹介していきます。

 

痛みを早期に根本から改善するには

「痛みを正確に知ること」がとても大事です。

 

恐怖は常に無知から生じる ‐‐‐ ラルフ・エマーソン

誤った知識には注意せよ それは無知よりも危険である ‐‐‐ バーナード・ショー

 

とくに スポーツを指導される方

子どもたちを指導される立場の方が

痛みに関して、古く役立たない医学情報しか持ち合わせていないケースが見受けられます。

それが理由でパフォーマンスが低下しちゃう子供たちを見ると非常に残念です。

 

(多くの医療者も知らないことですから、仕方ないんでしょうけどね …「欧米諸国に比べて、日本の痛み医療は20年以上遅れているのが現状です」故 愛知医科大学 熊澤孝朗教授 痛みの神経生理学の世界的第一人者) 

 

古く役立たない情報では

子どもたちをミスリードしてしまいますよ(´ー`)

新しい有効な医学情報を学びましょう!

 

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【最先端のエビデンスからみる腰痛の本当のトコロ】

 

 

『早期の腰痛に対するX(エックス)線やコンピューター断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像法(MRI)などの画像検査は経過を改善しないだけでなく、有害』(Srinivas SV et al.Arch Intern Med. 2012)

以前から、重篤病変の疑いのない患者への画像検査は役に立たない。ことは解明されておりましたが、無益なだけではなく、有害である!なんです

※)ちなみにヘルニア・脊柱管狭窄・脊椎分離・辷りは重篤病変(レッドフラッグ)ではありません

 

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『腰痛における重篤病変の割合は、悪性腫瘍0.7% 圧迫骨折4% 脊椎感染症0.01% 強直性脊椎炎0.3% 馬尾症候群0.04%』
(Jarvik JG & Deyo RA, Ann Intern Med, 2002)
(Deyo RA, at el, JAMA, 1992)

 

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『痛みもシビレなどの下肢症状もない健常者の76%にヘルニア』

(Boos N et al,Spine,1995 Volvo Award in clinical sciences)

医学会の世界最高峰ボルボ賞を受賞した、とても有名な研究です

 

べつに痛みもシビレもない健康な人でも、とりあえず遊びでMRIを撮れば76%の割合でヘルニアが見つかります。

 

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『腰痛患者の1.5% 健康な人の2.5% に脊椎すべり症が。 腰痛患者の9.2% 健康な人の9.7%に脊椎分離症が。 腰痛患者の20.0% 健康な人の34.0%に変形性脊椎症が。 ~その他の症状は中略~ 見つかる』

(Fullenlove TM & Williams AJ . Radiology.1957)
(Splithoft CA.Jama.1953)

 

痛い人でも、痛くない人でも、とりあえず撮れば、同じ割合で検出されます

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『ヘルニアが検出された人の19%に自覚症状、81%は特に症状なし。 すべり症が検出された人の3%が自覚症状、97%はとくに症状なし。 分離症の2%が自覚症状、97%は無症状』

(Hartvigsen J et al.Lancet.2018)

 

確かに画像では「異常?」があるのでしょうけど、これが痛みの原因だとしたら、8割以上の人に症状がないってどういうことでしょう?

ってか、腰痛と無関係ってのが、最先端の医学情報です

 

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『ヘルニアが強い症状を出すか出さないかの違いは、①神経の被圧迫度 ②仕事上のストレス、集中度、満足度、失職 ③不安、抑うつ、自制心、結婚生活。 ヘルニア自体が実際に腰痛の原因として関係しているケースは2~3%程度でしかない』

(Boos N et al,Spine,1995)

 

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『腰下肢痛・下肢の痺れを訴える 椎間板ヘルニア患者84名を対象 画像所見、理学所見、心理テスト(MMPI)と手術成績との関係を調べた結果、手術成績と最も関係が深かったのは、画像所見でも理学所見でもなく心理テスト』

(J Bone Joint Surg Am. 1990)

※)治療成績に関わるのは心理社会的要因です。 むやみに画像検査をして痛みと関係のない「画像の上での異常」を指摘したり、古く役に立たない医学情報を植えつけたり、患者に心配や不安を植えつけることは、それ自体が治ることを妨げる大きな要因です。

新しく有効な、なるべく正確な情報を持ち合わせている医療者に相談することが大切です

 

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『椎間板摘出術を受けた患者46名 2年間にわたる追跡調査の結果、職場復帰には心理的因子(抑うつ状態)と、職業上の心理社会的因子(職場での精神的ストレス)が深く関与していて、画像所見や臨床症状は無関係』

(Hora J. Boos N et al. Pain. 1999)

椎間板ヘルニアの手術成績は、画像所見や臨床症状より、抑うつ状態と職場のストレスに左右されています

 

  

もうね

挙げるとキリがありませんのでこの辺でm(__)m

 

過去ブログもご参考にどうぞm(__)m  → 「腰痛でお困りのスポーツ選手の皆様へ 2」

 

 

 

かねたバランス接骨院は

 

国際腰椎学会会長菊地臣一教授の講演や菊地先生をメンターとするTMSジャパン長谷川淳史先生の研修を定期的に受講し
また 厚労省主催の慢性疼痛診療研修などで、痛みの最先端医療や最新の研究情報を学ばせていただいております。

 

【腰痛や長引くいたみ スポーツ障害に強い整骨院】です

 

根拠にもとづいた施術・ご相談・講和など

ご予約・お問合せ・お仕事のご依頼は→こちらのお申し込みフォームから

 

投稿者: かねたバランス接骨院


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